トランギアのメスティンをレビュー!簡単炊飯のおすすめクッカー
炊飯から鍋、フライパンとして使えるトランギアの人気クッカー、トランギアのメスティンを徹底レビュー。幅広い用途で使えてコンパクトに収納できるというメリットがありながら、2,000円を切るリーズナブルな価格帯で、キャンプ・アウトドアを始める方にとにかくおすすめのクッカーとなっています。
アウトドアメーカー各社からたくさんのクッカーが出されていて、これからキャンプを始める方は色々と揃えていくことになるかと思います。そんなたくさんあるクッカーの中でもトランギアのメスティンは、とりあえず一つ持っておいても損にならず、ソロキャンプであればこれ一つあれば簡単な食事を楽しむことができる、優れモノのアウトドアグッズですのでぜひご検討されてみて下さいね。
トランギア メスティンの梱包
メスティンの梱包は非常にシンプルで、幅広い用途に使えるクッカーながらも使い方が分かりやすいのもポイント。購入時にはビニールに本体が包まれた状態となっていて、下記のように本体の中にハンドルが入っています。
こちらはハンドルを本体の中から取り出した様子ですが、ハンドルは梱包用の用紙に包まれているので、メスティン本体やハンドルを傷つけないように配慮されていました。
ハンドルの取付け
本体とハンドルが別々になっているので、最初戸惑う方もいらっしゃるかもしれませんが、取り付け・取り外しも簡単なのでご安心下さい。使用後の掃除・メンテナンスも楽なので取り外すことが簡単にできるのも魅力ですよね。
メスティンの本体にはこのようにハンドルを取り付けるための穴がついています。こういったパーツもボディと同じアルミ無垢材が使われているのもポイントです。
ハンドルはこのように2つに別れていますので、ボディについているハンドルを取り付ける穴に両端を少しだけ広げて装着する仕様となっています。
ハンドルは上記の写真のように曲がっている部分を下に向けて装着します。洗う際に取り外したいという時には、再度持ち手部分を広げれば簡単に取り外すことができます。
ハンドルの折り畳み
先程ハンドルの取り付けで曲がった部分を下に向けたのには理由があり、持ち運びの際に邪魔になってしまうハンドル部分を、折りたたんで収納することができる仕様になっているのです。
メスティンの本体とハンドルの接続部分が回転するようになっているので、ハンドルの柄を持ち上げると・・・
このようにハンドルを折りたたんで収納することができ、収納時にはボディ本体のサイズである16.5cmに近いサイズとなるので、リュックなどのカバンに入れて持ち運びやすい形となります。
メスティンの細部デザイン
トランギアのメスティンが人気を集めている理由の一つには、アルミ無垢材を使用したシンプルでオシャレなデザインであるという点も挙げられます。
蓋に描かれているトランギアのロゴデザインも非常にシンプルで、クッカーの模様もオシャレですよね。ちなみにスウェーデンで作られているクッカーとなっています。
この蓋の部分をお好みのカラーに塗装をされている方もいらっしゃって、自分だけのクッカーにすることもできますので、ぜひチャレンジなさってみてはいかがでしょうか。また、トランギアから出ている別売りのアルミハンドルやエバニューのハンドル使うことで、蓋をフライパン代わりに使うことも可能です。
ハンドルを取り付けるための金具はこのような形で留められています。しっかりと留められているので、中に食事を入れてハンドルで持ち上げても安心してお使い頂くことができるのもポイントです。メスティンで1合炊飯をする際には、この留め具(リベット)部分まで水を入れればOKなので水を測らないで済むというメリットも。
メスティンを使う時の注意点・デメリット
トランギアのメスティンを購入して使い始める時に注意をしなければいけないことやデメリットがいくつかあります。使用前にメンテナンスをしておくことで、改善されるものもありますので、参考にシてみて下さいね。
アルミ切断部分のバリ
この写真では少しわかりづらいかもしれませんが、アルミの切断部分を触ると、ガタガタとしていたり尖っていたりして手が切れてしまう可能性も。
このように一部だけでなくふち全面にバリがついているので、手で触るだけでなくスープなど直接唇をつけて飲もうとする場合には危険です。そのためバリ取りを行って安心してクッカーとしてお使い頂くことをおすすすめします。
食材が焦げ付きやすい
メスティンに限らずアルミ素材のクッカーに共通する悩みの種として、食材が焦げ付いてしまうというデメリットが挙げられます。この焦げ付きを防止するために、メスティンをテフロン加工してくれる業者さんもありますが、加工の値段がメスティンより高くなってしまうので、予算を考えた上で利用されるのもよいかと思います。
少しだけ焦げ付きを防ぐ方法として、お米のとぎ汁をメスティンで加熱して表面に保護膜を付けるシーズニングという方法もありますので、一度お試しになられるのも良いかもしれませんね。ただ、残念ながらテフロン加工ほどの効果があるわけではないので、メンテナンスを施したからと言って安心して使えるというクオリティにはなりません。
その他にはメスティンにピッタリのサイズの網を底に敷くという方法もありますので、シュウマイなど蒸し料理の際には活用をご検討されてみてはいかがでしょうか。
アルミ特有のニオイ
ニオイについてもアルミ製クッカーの特有の悩みとなるかと思いますが、こちらはシーズニングをすることで軽減することができますので、アルミのニオイが気になる方は作業されることをおすすめします。
ソライロマグでは次回以降で、バリ取りやお米のとぎ汁を使ったシーズニングの方法についても詳しく解説をしていきますので、次回以降の更新をチェックしてみて下さいね。
トランギア メスティンをおすすめする3つの理由
ここまでにトランギアのメスティンについての詳細をレビューさせて頂きましたが、最後にメスティンの良い点・メリットについてまとめさせて頂きます。
色々な用途で使える
アウトドア料理をする上で、炊飯から鍋、焼き料理、蒸し料理と幅広い用途で使用できることは冒頭にも書かせて頂きましたが、一つの記事では書ききれないほどの活用方法があるクッカーである点が、一番のおすすめポイントとなっています。
ソライロマグではメスティンのメンテナンス方法だけでなく、メスティンを使った料理についても公開をしていく予定ですので、お楽しみになられてみて下さいね。
とにかく安い
これだけ豊富な料理に使うことができて、2,000円以下で購入できるというのは本当に大きなメリットと言えます。アルミ製ということもあり、デメリットもいくつか挙げられますが、それでも価格を考えるとメリットの方が多いと感じられるのではないでしょうか。
相性のいいストーブがある
今回はご紹介をしておりませんが、トランギアのメスティンにはエスビットのポケットストーブという非常に相性のいいストーブが存在します。特に炊飯をする時には非常に便利なんですよね。ソライロバグではエスビットのポケットストーブについても紹介予定となっていますので、こちらの更新もお楽しみに。
もちろん他のシングルガスバーナーなどでも使えて、鍋を作る際やパスタを作る際、蓋をフライパンとして使用する場合などの火力調整を細かく行いたい料理の時にはバーナーをお使いいただくことをおすすめします。まだシングルガスバーナーをお持ちでない方は、おすすめのシングルガスバーナーを集めて紹介した記事を公開していますので、そちらも合わせてご覧になられてみて下さいね。
トランギア メスティンやおすすめアイテム
参考価格:1,620円(税込)
サイズ:165×90×65mm
容量:750ml(約1.8合まで炊飯可能)
素材:アルミ
メスティンには3.5合までの炊飯が可能なラージメスティンもありますので、ファミリーキャンプなどで使用できるサイズのクッカーをお探しの方はそちらもチェックをしてみて下さいね。
メスティンにジャストサイズの網
参考価格:540円(税込)
サイズ:158×86mm
素材:ステンレス
エバニュー ハンドル
参考価格:674円(税込)
サイズ(全長):130mm
素材:アルミ
質量55g
エバニューからは全長が10.5cmのコンパクトなサイズのハンドルもラインナップされていますので、用途に合わせてご検討になられてみて下さいね。
エスビット ポケットストーブ
参考価格:1,158円(税込)
サイズ:収納時100×77×23mm
素材:亜鉛メッキ鋼
重量:85g
その他:燃料6個付き
ソライロマグではメスティンのメンテナンス方法やメスティンを使った料理、相性のいいストーブのエスビットポケットストーブの紹介はもちろんのこと、おすすめのアウトドアグッズをご紹介していきますので、facebookやtwitterでサイトの更新情報をチェックしてみて下さいね。
また、こんなものもレビューしてほしいというリクエストがありましたら、お気軽にお声掛け下さい。