SOTOのアミカス クッカーコンボ SOD-320CCをレビュー
ソライロマグではおすすめのOD缶シングルガスバーナーをご紹介させて頂きました。今回はその記事内でもおすすめアイテムとして紹介した、シングルガスバーナーとクッカーがセットになってお得に購入できる、SOTOのアミカス クッカーコンボをレビューしていきます。
このセットだけあればキャンプでの調理・食事にこまらない程、便利なアイテムとなっています。これからアウトドア・キャンプを始めたいけど何を購入していいか分からないという方は、魅力だけでなく弱点についても書いていますので、ぜひこの記事を参考にご検討をされてみて下さいね。
またすでにクッカーもバーナーも持っているという方にも、買い替え・買い増しアイテムとしてもおすすめですので、ぜひ最後までご覧くださいませ。
アミカス クッカーコンボのセット内容
SOTOのアミカスクッカーコンボには5点のアイテムがセットになっていて、別々に購入をすると7,916円(税込)となるところ、5,980円(税込)と2,000円近くお得に購入できるセットとなっています。ソロキャンプではこのセットだけで十分調理ができ、2,3人でのツーリングキャンプでも活躍間違いなしのアイテムとなっています。
それでは早速、SOTO アミカスクッカーコンボに含まれるアイテムを順番にご紹介していきましょう。
SOTO アミカス
まずはメインとなるOD缶式シングルガスバーナーのアミカスからご紹介。アミカスの魅力は初心者でも扱いやすい点と安定の火力、風に強いというものが挙げられます。使用時のサイズが76×100×86mmとコンパクトなサイズでありながら、出力が2,600kcal/hと十分な火力を実現しています。
SOTOのアミカスの使用方法については後ほど詳しくご説明していきますのでそちらも合わせてチェックをしてみて下さいね。
アミカス用の収納袋
SOTOのアミカスにはこのような収納ケースが付属しています。バーナーを裸のまま収納してしまうと、ゴトク部分などに傷が入ってしまわないか不安になるかと思いますが、収納ケースがついていればパッキング・持ち運び時にも安心ですよね。
また、収納時サイズが40×43×75mmとコンパクトに収納することもでき、荷物をできるだけ小さくしたいツーリングでのご利用にもピッタリです。
SOTOのアミカスを収納ケースに入れた様子です。サードパーティ製でなくSOTOが作っているものなので、ジャストサイズである点も魅力ですよね。
セットになっているクッカーは1,000mlと500mlのサイズのものが2点となっています。1,000mlの方はお鍋として2~3人分の汁物料理を作ることができるようなサイズ感となっています。500mlの方はソロキャンプでのお鍋としてだけでなく、フライパン代わりやシェラカップなどのように取り分け皿としてもお使いいただけますよ。
ちなみにサイズとしては大きいクッカーが直径130×深さ100mmで120g、小さいクッカーが直径120×深さ60mmで78gとなっています。
クッカー収納ケース
バーナーの収納ケースだけでなく、クッカーにも専用の収納ケースが付属しています。クッカーはこのように、多きなクッカーを小さなクッカーでフタができるような使用となっています。もちろんこの中にアミカスやボンベを収納することも可能。
クッカーは重ねるだけで、ロックがついていたり固定などができる仕様となっていないので、このように収納ケースがついているのも大きな魅力と言えるでしょう。
SOTOアミカスの詳細・使用方法
それではここからはSOTOクッカーコンボの中のメインアイテムとなる、OD缶シングルガスバーナーSOTOアミカスの詳細と使用方法について簡単にご説明をしていきます。
ゴトクを収納している時の様子です。先程もサイズをご紹介させて頂きましたが、ゴトクだけでなく火力調整のつまみも収納できるため非常にコンパクトにまとまります。
4本ついているゴトクはそれぞれ立ち上げて、穴にフックを引っ掛けるような形で固定します。ゴトクは力を入れずに持ち上げることができるので、女性でも安心して組み立てを行えますよ。
ゴトクを全て立ち上げた時の様子がこちら。一本一本を触ると少しグラつきますが、物を乗せたらしっかりと安定してくれます。やはりゴトクは4本の方が安心できますよね。
こちらがバーナー使用時の全体像です。下についている三角形のものがガスの噴出量を調整するつまみとなっていて、その奥に見える赤いボタンが着火装置です。つまみは時計回りに回すと消火で、反時計回りに回すとガスが出始めます。
ボンベはコンボセットには付属しておらず、別売りとなります。クッカーコンボに付属しているクッカーに収納できるサイズでSOTOから出ている専用のOD缶(アウトドア缶)には105gのボンベと250gのボンベがありますので、用途に合わせてサイズをお選び下さい。
ボンベとバーナーの取り付けはネジ式の接合となっています。取付時にはバーナーのつまみが180度回っていると、ガスが噴出することに気づかず取り付けてしまう可能性もあるので、しっかり時計周りにまわしてガスが出ない状態であることを確認して取り付け作業に移りましょう。
取り付けが終わりましたら、つまみを約半回転から3/4程回転させ、ガスが出始めたことを確認してから赤い着火ボタンを押します。風が強い場合などは着火ボタンではうまく着火できない場合がありますので、チャッカマンやライター、マッチなどで着火する練習をしておいた方がいいでしょう。
着火後にはつまみを反時計回りに回したりして、ちょうどいい炎の大きさになるように火力の調整をし、クッカーを乗せて調理をします。
炎をつけるとバーナーヘッドだけでなく、ゴトクなどバーナー全体が熱くなりますので、つまみでの火力調整時には十分注意をしながら調整して下さいね。
調理が終わりましたら、つまみを時計周りに最後まで回し、ガスが出ていないことを確認後、ゴトクなどバーナー全体が冷えましたら、ボンベから取り外してゴトクを収納しましょう。ボンベには接続部分にキャップがついていますので、使用後はキャップを戻すこともお忘れにならないようご注意下さい。
クッカーの詳細・使用方法
セット内容の二つ目のメインアイテムとなる、クッカーの詳細・使用方法についてご説明していきます。
2つのサイズのクッカーはこのように重ねて持ち運びをすることができます。
このようにボンベを大きいサイズのクッカーに収納し、アミカスを専用ケースに入れた状態でスタッキングをすることができます。ライターやマッチなども収納できるサイズではありますが、持ち運びの際に危険なのであまりオススメはできません。
こちらが1,000mlのクッカーコンボです。持ち手部分はこのように収納することができ、コンパクトにパッキングをすることが可能。
ボディと持ち手のつなぎ目はこのように3点留めとなっています。ものすごくしっかり付けられているという訳ではないですが、ぐらついたりすることもなく安心です。
2つの持ち手はこのように少しだけ上下にずれて付けられており、しっかりと固定されるような仕組みになっています。1,000mlのクッカーなので、中身を入れると比較的重くなるので、持ち手部分が安定してくれるのは嬉しいポイントですよね。もちろん500mlのクッカーもこのような仕様になっていますよ。
クッカーのフチはこのように丸みを帯びた加工が施されていて、トランギアのメスティンのようにバリ取りの必要はありません。丸みがあるので、口をつけて汁物を飲む際にも安心です。
アミカス クッカーコンボの魅力
ここまでクッカーコンボをご紹介してきた際に魅力についても書いていますので、重複してしまう部分もありますが購入してよかった点を5つにまとめてご紹介していきます。
リーズナブルな価格で購入できる
通常アミカスとクッカーを別々に購入すると8,000円近い金額となってしまうのですが、セットになっていることで6,000円を切る価格で購入することができました。
アウトドア・キャンプを始める時には色々と道具が必要になってしまい、細かいモノが多いのですが合計すると結構な金額となるため、リーズナブルな価格でシングルバーナーとクッカーが手に入れられるのは非常に嬉しいポイントと言えます。
風のある場所でも使える火力
アミカスの火力が2600kcal/hとしっかりとしていて、バーナーヘッドが凹んだ仕様になっているなど、風のある場所でもしっかりと使えるのは大きなメリットです。キャンプでの調理は風との戦いと言っても過言ではないので、安心して使えるのは嬉しいですよね。
初心者にも優しい着火ボタンつき
ライターやマッチでも着火は可能なのですが、マッチ・ライターを使い慣れていない方や、キャンプで料理をしたことのないアウトドア初心者にとっては着火ボタンがついているのもオススメのポイントです。
スタッキングでコンパクトに持ち運びできる
キャンプでの料理に必要になる、バーナー・ボンベとクッカーを一つにまとめて収納できるのも魅力です。特になるべく荷物をコンパクトにしたいツーリングやソロキャンプには、大活躍のアウトドアグッズとなるでしょう。
専用ケースがついている
またスタッキングをした状態で収納できる専用ケースもポイントです。クッカーのケースは網目のものになっているので、食事が終わり洗い物をした後に水がついた状態で入れ、乾燥させることができるようになっている点も、このクッカーコンボのいいところですよね。
アミカス クッカーコンボの残念なポイント
残念なポイント・デメリットについては、正直なところあまり見当たらないのですが・・・頑張って一つだけ捻り出してみました。
ボンベが別売りである
このSOTOアミカスクッカーコンボの唯一の弱点が、ボンベが別売りであるということでしょう。
CB缶(カセットボンベ缶)のようにコンビニなどで、簡単にどこでも手に入れることができない点もデメリットと言えるかもしれません。また、別売りで約500円程とバーナーの中ではランニングコストが高いのもデメリットでしょう。しかしながら、これらはOD缶に共通して言えることであり、逆に火力が安定していることなどを考えると悪い面だけではないんですよね。
まとめと合わせておすすめのアイテム
今回はバーナーとクッカーがセットになっているアイテムということもあり、少しだけ長い記事となってしまいましたが、いかがでしたでしょうか。
悪い点があまり思いつかず、良い点を挙げ始めるとキリがなくなってしまう程、おすすめのアウトドアグッズであると言えますので、キャンプを始める方やクッカー・バーナーをお探しの方はぜひ下記のリンクから詳細をチェックしてみて下さいね。
参考価格・定価:5,980円(税込)
バーナー出力:2,600kcal/h
バーナー収納サイズ:40×43×75mm
バーナー重量:81g
クッカー容量:500ml・1,000ml
クッカー重量:78g・120g
クッカー材質:アルミ
SOTO フィールドホッパー ST-630
参考価格:4,860円(税込)
使用時サイズ:297×210×78mm
収納サイズ:297×110×19mm
重量:395g
素材:天板/アルミニウム スタンド/ステンレス
セット内容:本体、収納ケース
今回ご紹介したアミカス クッカーコンボと、同じSOTOから出ているフィールドホッパーというローテーブルも非常におすすめです。ローテーブルさえあれば、デイキャンプで料理をするアイテムが全て揃えられる形となるので、ぜひ合わせてチェックをしてみて下さいね。
ソライロマグでは今後SOTOのアミカス クッカーコンボを活用した、キャンプ料理などの事例もご紹介していく予定となっておりますので、公式facebookページやtwitterで更新情報をチェックしてみて下さいね。