Canon EOS Kiss x7におすすめの広角レンズ6選
Canonの単焦点レンズ EF50mmF1.8STMの実写付きレビューをさせて頂きましたが、今回はEOS Kiss x7と相性の良いおすすめ広角レンズを6つご紹介をさせて頂きたいと思います。
EF50mmF1.8STMはEOS Kiss x7に取り付け使うと焦点距離が80mmと望遠寄りのレンズとなるため、今回はもう少し広めの画角で撮影ができる広角寄りのレンズを集めてみました。一部ズームレンズで広角から望遠まで対応できるレンズも含まれていますので、広角だけではなく望遠にも対応のできるレンズが欲しいという方にもおすすめです。
また、EOS Kiss x7だけでなくCanonのAPS-Cサイズの一眼レフであれば、活用が可能ですのでぜひご検討の材料にお役立て下さいませ。
Canon EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM
参考価格:32,790円(税込)
焦点距離10-18mm
F値:F4.5-5.6
最短撮影距離:0.22m
最大撮影倍率:0.15倍
フィルター径:67mm
重量:240g
最初にご紹介をさせて頂くレンズはCanonの超広角ズームレンズのEF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STMです。その名の通り焦点距離が10-18mmととても広い画角を持つレンズです。EOS Kiss x7で使用しても36mm換算で16mm-29mmと、広角よりのレンズを着けても画角が狭くなってしまうAPS-Cでありながらも、広い画角で撮影をすることができるレンズとなっています。
そして価格が実売で33,000円(税込)と比較的購入しやすい金額であることも大きな魅力となっています。例えば同じくらいの焦点距離を持つSIGMAの10-20mm F3.5 EX DC HSMは実売で45,000円ほどとなっています。
もちろんF値の違いがありEF-S10-18mm F4.5-5.6の方が暗く、F値が通しでないためズームをしてしまうとさらにF値が落ちてしまうなど、レンズとしてのスペックの差が小さいとは言えないためただ焦点距離の比較だけで価格の安い・高いを判断するのは難しいですが、とにかく手軽に広い画角で風景写真を撮りたいという方にはおすすめできるレンズであると言えるでしょう。ただ先程も触れたようにF値が高く、明るいレンズとは言えないので室内での撮影をお考えの方にはあまりおすすめできるレンズとは言えません。
またレンズ内手ブレ補正がついているので、夜景の撮影時に三脚がない場合にも安心して撮影をすることができます。またCanonのフルサイズ一眼レフにもお使い頂けるマウントとなっているので、EOS Kiss x7からステップアップをしようと思っている方やEOS Kiss x7をサブ機としてお使いの方にもおすすめです。
Canon EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM
参考価格:32,790円(税込)
焦点距離10-22mm
F値:F3.5-4.5
最短撮影距離:0.24m
最大撮影倍率:0.17倍
フィルター径:77mm
重量:385g
予算にもう少し余裕があるという方におすすめの広角寄りレンズがCanon EF-S10-22mm F3.5-4.5 USMというAPS-Cサイズ専用のズームレンズです。EOS Kiss x7に装着をすると焦点距離が16-35mmとなり超広角から標準よりの広角まで幅の広い画角で撮影をすることができるのも魅力となっているレンズです。また先程ご紹介をさせて頂いたEF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STMと比較をすると、通しではないもののF値が低く、夜景や光の少ない屋内での撮影にもしっかり対応できる点もおすすめのポイントとなっています。
主に風景写真で活躍できるレンズとなっておりますが、最短撮影距離が0.24mと被写体の近くで撮影できるレンズであるため、お料理の写真をキレイに撮りたいというご希望も叶えられるレンズと言えるでしょう。またウルトラソニックモーターを使っており、オートフォーカスも早く素早くピントを合わせてくれるので、シャッターチャンスを逃すことなく思い描いた表現をすることができる点も魅力的ですよね。
金額が68,000円ほどと今回ご紹介をさせて頂く広角レンズと比較をすると、頭一つ飛び抜けていますがその分だけクオリティが高く、評価の高い広角レンズの一つとなっておりますので、キレイな風景を撮影したい!という方や標準・望遠寄りのレンズは揃えていて予算がある方にぜひお試し頂きたい一本となっております。
Canon EF-S24mm F2.8 STM
参考価格:16,463円(税込)
焦点距離:24mm
F値:F2.8
最短撮影距離:0.16m
最大撮影倍率:0.27倍
フィルター径:52mm
重量:125g
リーズナブルな価格帯の広角よりレンズをお探しの方にとにかくおすすめなのがCanonの単焦点レンズEF-S24mm F2.8 STMです。以前Canonの撒き餌レンズEF50mm F1.8 STMを選んだ理由という記事をでも、候補の一つとしてご紹介をさせて頂き、望遠よりのレンズを求めていたため最終的に購入をしませんでしたが、とてもいいレンズの一つなので再度ご紹介をさせて頂きます。
Canon EF-S24mm F2.8 STMの最大の魅力は、最短撮影距離が0.16m(レンズ面から9cmの距離で撮影可能)で最大撮影倍率が0.27倍(EOS Kiss x7で使用時には35mm換算で0.432倍)という数値で分かる通り、寄れるレンズであるということが挙げられます。物撮りの際に細かなものを大きく撮影できるというだけでなく、レストランなどで席から立つことができないような場面で食事の写真を撮影したいと思った時にも椅子に座りながらキレイな写真を撮影することができます。
F値についてもF2.8と明るいレンズということができ、ボケ味のある写真を撮影することもできるので、一眼レフらしい写真を撮りたいという方にもおすすめ。もちろん焦点距離が24mmでEOS Kiss x7で使用時にも35mm換算で38mm相当と広角よりのレンズとなっているので、風景写真を撮りたいという方にもおすすめです。また、重量が125gと非常に軽く、パンケーキレンズと言われるレンズ自体の厚さが非常に薄いレンズとなっているので、カメラ以外の荷物が多い時にもかさばることなく持ち歩けるのも魅力。旅行や観光の時にこのレンズ一つだけで色々な場面を撮影することができるオールマイティさを持っているレンズなので、EOS Kiss x7をお使いの方、それ以外のCanonのAPS-Cサイズをお持ちの方にとって、持っていて損をすることはないレンズと言うことができるでしょう。
残念なポイントとしては手ブレ補正がついていないことが挙げられるので、シャッタースピードを遅くしたい夜間や暗い場所での撮影時には三脚などがあると便利かと思います。
SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM
参考価格:28,800円(税込)
焦点距離:17-50mm
F値:F2.8
最短撮影距離:0.28m
最大撮影倍率:0.2倍
フィルター径:77mm
重量:565g
広角よりから標準、中望遠まで1本だけで幅広い用途で活躍できるSIGMAの17-50mm F2.8 EX DC OS HSMをピックアップ。焦点距離がEOS Kiss x7で使用時の35mm換算で27-80mmと幅広い画角を対応することができる万能レンズとして人気を集めている1本です。またF2.8通しという明るいレンズであるので、昼間の撮影だけでなく夜間や暗がりでの撮影にもしっかりと対応することができます。
重量が565gと重く大きめのサイズ感となっており、荷物をコンパクトにしてお出掛けしたいという場面ではデメリットになってしまいます。しかしながら風景からポートレート、物撮りまで幅広く対応することができますので、他のレンズをお持ちにならなくても、このレンズ1本でお出掛けでき複数のレンズを持ち歩かなくても済むため、ご旅行などの際にキレイな写真を撮りたいという方におすすめできる一本と言えます。
またこのような万能型のレンズでありながらも実売価格で3万円をきるリーズナブルな価格設定となっているのも大きな魅力。一眼レフを始めてから標準・望遠・広角と色々なレンズを揃え、様々画角での写真撮影の方法が身についてきたと実感され始めた方に、ぜひお試し頂きたいズームレンズとなっておりますので、ぜひこの機会にご検討になられてみてはいかがでしょうか。
SIGMA 18-250mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM
参考価格:34,435円(税込)
焦点距離:18-250mm
F値:F3.5-6.3
最短撮影距離:0.35m
最大撮影倍率:0.34倍
フィルター径:62mm
重量:470g
先程ご紹介をさせて頂いたSIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSMよりもさらに幅広い用途で使えるレンズをお探しの方におすすめのレンズが、SIGMA 18-250mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSMです。EOS Kiss x7使用時の焦点距離が35mm換算で29-400mmと広角から望遠までとオールマイティに撮影することができる画角を持っています。また、最大撮影倍率が35mm換算で0.56倍程と非常に寄れるマクロレンズとしても使えるという魅力も。しかもこれだけ万能なレンズなのにも関わらず35,000円(税込)で購入することができるというから、APS-Cをお持ちの全ての方にオススメしてもいいのではないかと思ってしまいます。
ただ正直なところ画質については高倍率のスームレンズということもあって、同価格帯の単焦点などと比較をしてしまうと劣ってしまうという部分もあります。またF値が3.5-6.3と明るいレンズとは言えないため、日中の屋外などの明るい場所での撮影向きと言えるでしょう。そしてこれだけ幅広いものが撮れるレンズであるため、一眼レフを始めたばかりの方が1本目のレンズとして購入してしまうと、その知識と経験の少なさからこのレンズの良さを活かしきれない可能性も十分に考えられます。
ですので屋外で景色からポートレート、マクロレンズとしてと幅広い用途で使えるレンズをお探しの方で、これまで色々なレンズを使ってこられた方におすすめの一本であると思います。また、このレンズの良さを引き出せるようになる事を一つ目の目標として一眼レフについての勉強をしたり、経験を積んでいくというのも良いかもしれませんね。
TAMRON 18-270mm F3.5-6.3 DiII VC PZD TS
参考価格:36,396円(税込)
焦点距離:18-270mm
F値:F3.5-6.3
最短撮影距離:0.49m
最大撮影倍率:0.26倍
フィルター径:62mm
重量:450g
SIGMA 18-250mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSMと非常ににているレンズである、TAMRONの18-270mm F3.5-6.3 DiII VC PZD TSもピックアップ。最大の焦点距離が270mm(35mm換算で432mm)とより望遠で撮影ができ、重量も20g程軽くなっているモデルとなります。
しかし最大撮影倍率が35mm換算で0.42倍となっており、マクロレンズとしての用途で考えるとSIGMAの方に軍配があがります。とは言っても非常に寄れるレンズであることには変わりがないですし、風景・ポートレート・物撮りと万能に活躍してくれるレンズですので、メーカーのお好みなどで選択をされてもよろしいのではないかと思います。
ただTAMRONのレンズについては2016年9月発売開始の新しいレンズでありレビューも少ないので、お時間のある方は店頭などでお試しになられてみるのも良いかもしれません。
EOS Kiss x7用におすすめの広角レンズのまとめ
今回はCanon EOS Kiss x7用におすすめの広角レンズとして6つのレンズをご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
広角過ぎるレンズは風景等では活躍してくれるものの、普段写真を撮影する際にはなかなか使い所の見つけにくいレンズと言われることもあります。
しかし、今回ご紹介をさせて頂いたほとんどのレンズが、様々な用途で使えるものとなっています。そのような広角レンズを購入し、色々な用途で活用しながら広角の良さを探り、写真の幅を増やすというのも、一眼レフの楽しみ方の一つとして面白いのではないかと思います。
ソライロマグでは今後もおすすめのレンズはもちろんのこと、ご自身に合ったレンズの探し方のご紹介や、EOS Kiss x7以外の一眼レフボディについてもご紹介をさせて頂きたいと思っておりますので、facebookやtwitterなどをチェックして頂き、更新記事をご覧になられてみて下さいね。